現在、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールが
ファイナルを迎えようとしています
日本国内では、仙台国際音楽コンクールが開催されていています
こちらはピアノ部門が土曜日から始まりました
この二つのコンクールは開催時期が被るため
仙台の方にエントリーした何人かは
バン・クライバーンの方の参加資格を得た時点でそちらに行ってしまうのだそうです
ちょっと切ない・・・でも、それが世の中っていうものですよね・・・(笑)
コロナ禍を経てのことか以前よりそうだったのか知りませんが
YouTubeでリアルタイムで、しかもとても安定した状態で配信してくれるので
部屋に居ながら、コンクールの様子を楽しむことができるのです
とてもありがたい！
本当に嬉しい！
コンクールですから、
エントリーしている皆様は身を削る思いなのでしょうが
優秀なピアニストの素晴らしいリサイタル、演奏会を
画面越しにではありますが無料で楽しんでいる状況
ひたすら堪能し放題
こんな贅沢なことがあっていいのでしょうか
ということで、ピアノ三昧・・・・
ショパンコンクールの際にも思いましたが
もちろん出場する皆様、すべて素晴らしいのですが
今回も日本のピアニストが素晴らしくて
本当に感動の嵐です
最近の若き日本のピアニスト、すごいことになっている・・・ように思います
バレエにしても音楽にしても
ちょっと前までは、上手いけれどもつまらない、
とかなんとか言われてきた日本人アーティストですが
つまらないかもしれませんが上手いんです
つまり基礎がしっかりしていてテクニックがあって、稽古熱心で、
その土台の上に、今や、個性がしっかりと在る ので
本当に魅力的なのです
その結果として音楽としてもとても深いものになっているように思います
私としては
もはや日本を越えて世界的なアーティスト、
と思う・・・・ちょっと自慢(笑)
特に心打たれたのは 亀井聖矢 さん
同じ年(2019年)に、日本国内では最大級の音楽コンクールの
PTNA・ピティナ と、日本音楽コンクール の双方で優勝したという
とんでもない経歴が、その実力を示しているピアニストです
テクニックがすごいのは前提で、とにかく ピアノの音が きれい
不協和音でも、叩くほどの強いタッチでも、本当に音色が美しい
だから、どんな難解な曲でも、聴く側にしっかり入ってくる感じがします
・・・ ワタシ的には、比較的新しい曲で難曲と言われる曲は結構難解なんですよね・・・・
・・・「割れるくらいの音を出さなければダイナミックではない」のか、どうなのか・・・
ファイナルでは、
サンサーンスの5番とラフマニノフの3番のコンチェルトを用意しているそうです
どちらも大好き、ぜひぜひファイナルで聞きたいです
ファイナルに行けますように！！
田所光之マルセル さん
日本、というよりはフランス人、なのかな
フランス人ならでは(←先入観ですね笑)のおしゃれな音楽になっている、といっても
体力の無い小さな手なんかはっきり拒絶しているような曲を選んだ
鬼のような鬼のような難曲攻めのプログラムで
そのあちらこちらににセンスの良さがきらりと光る・・・
ファイナルでは、
ベートーベンの1番と、プロコフィエフの3番のコンチェルトを用意
ファイナルに進めますように！！
クウォーターファイナルでとどまった、 吉見友貴 さん
高校2年生で日本音楽コンクール優勝という
大変な実績を持つピアニストです
どうしてとどまった？
ショパンコンクールですっかりファンになってしまった ケイト・リウ、も
今回は次に進めなかったのです(制限時間オーバーかもしれません)
審査方法は明示されていますが、
規定違反での失格は別として
個々のジュリーがどうしてそのジャッジをしたかというのはあくまで本人の内心なので
どうしてこの人がこうなるの？という思いは
いつのどこのコンクールでも大なり小なり生まれてしまうのでしょうね・・・
ファイナルに行けたら、
ショパンの1番とプロコフィエフの3番のコンチェルトを聞くことができたのに・・・
だったら、彼のコンサートで聞けばいいこと、ですよね♬
セミファイナルも佳境を迎え、明日月曜日には終わります
亀井さんとマルセル田所さん、ファイナルに進めますように！！
ということでこのところ、
ライブを観たりアーカイブを観たりで、ずっと、ピアノ漬けでした
けっこう疲れてしまって・・・
そんなに一日中ピアノばかり聴いていたら疲れるに決まっている
と、ピアノには全く興味を示さない夫が言いました
実は私は頭痛もちで、ときどき頭痛が酷いのですが
そんなに一日中ピアノばかり聴いていれば頭も痛くなる
と夫に言われました
結婚当初から趣味が合わないな、とは思っていたのですが
もう合わないままで最後まで行くのでしょうかしらね・・・笑
