母は庭仕事が好きです
家の中がゴミだらけでもあまり気にしないのに
庭の雑草は気になるようです
特に鉢植えの草木を大事にしてくれています
背丈くらいに育った巨大カネのナルキがありまして
大きさだけでもすごかったのに、花まで咲いてそれは見事でしたが
父が倒れて緊急入院したあたりに外に放っておかれて
枯れてしまいました
植木にあまり関心のない私でもさすがにこれには落胆しました
まあ、我が家の金運も尽きたなって感じで
父が倒れたことと相まって
さもありなんと思いましたけれどね・・・
でその木を母は丁寧に整理して
小さい葉を挿し木したりして
それらが少しづつ育ってきたのですが
それが
また花をつけているんです!!
母の手仕事の温かさを思います
これは秋に私が思い付きで買った小さい小さい2~300円のガーデンシクラメン
切り花の代わりにくらいの気持ちで
つまり一週間も咲けばいいと思って買ったのですが
12月に帰省した時に
いまだにこの通り花を咲かせていて
ちゃんと手入れをすれば
花は答えてくれるのだなと思ったことでした
一方、義母の庭
冬のフクジュソウから
様々な山野草が咲き始め
小規模イングリッシュガーデンにも似た可愛らしい庭だったんですが
玄関から門まで、車いす用のインターロッキング舗装をしたあたりから
小さな花々が消え始め
今は手入れをする人もいないので
ずいぶん殺風景です
草木を愛でる主を欠いてから
寂しい庭になってしまいました
冬を迎えるこの時期、本来なら小菊の花盛りなんですが
かろうじて去年から生き延びてきた株がいてくれて
寂しいながらわずかに咲いてくれています
庭師さんと、草取りのシルバーさんのおかげで
庭は留守がちの家とは思えないほどにさっぱりしています
ありがたいことです
これから冬に向かい
雪がつもると
母の庭の南天が、赤白のきれいな冬景色を作ってくれるのが楽しみです