長く着続けてきて、この辺でちょっと手入れをしたいなと思う着物があって
この際
マイサイズ
にこだわってみようかと思いつきました
私の着物は
結婚時に持ってきたものは、母が勝手に作ったもので、
そのサイズについては手元に記録がありません
そのころ、私はひどく痩せていたのですが
腕がひょろりと長いので、裄丈が長くなり
結果的に身幅もそこそこ広く仕上がるので
やせた人の着物と言いながらゆとりがあるサイズ感で仕立てられています
結婚後に仕立てた着物については
一軒の着物屋さんにずっとお願いしていて
かつてのようにさほど痩せてはいないので
従来の裄長に加えて身幅もたっぷりの着物に仕上がっています
そしてもれなく、襦袢や羽織も同じサイズに合わせてあります(-_-;)
せっかく自分用に仕立てた着物なのに
身幅が大きくて着にくいものとなってしまっているのですが
そんなことに気付かないんですね
だって、きもの屋さん(プロ)に見ていただいたサイズなんだから、
その数字を検討したりする余地があるなんて発想だにないのです
まあ、着物なんてこんなものだと思っていたのですが
ところが、です
数年前から、着物の講座や、ネットの情報などで
マイサイズ
というものについて、いろいろ勉強するようになり
言われてみれば、裄丈に無理やり合わせた形になっている今のサイズは
ひょっとしたら、マイサイズと言いながら皮肉にもわたしの体には合っていなくて
かなり着にくいものになっているに違いない、
ということに気づいたのです
自分にとってのマイサイズをもう一度見直した方がいいという結論になったのでした
単位;cm
注;私、身長が約4cm縮んでいます(笑)
という訳で
冬にいつも着る古いお下がりのお下がり(笑)の結城っぽいふっくら紬は
胴裏が疲れてきていたので新しく取り替えて
洗い張りをして新しい寸法に仕立てていただきました
私の好きな塩澤は
よれよれになっていたので
洗い張りをして新しい寸法に仕立てていただきました
ざっと着てみましたが
脇の弛みが少なくなったようで、着やすくなった気がしました
新しくなってそれだけでもずいぶんと気分が良いものですが
今回は寸法を
私の一存
でいじっていますので
一層いとおしい着物となっております・・(*'ω'*)
今回はネットで知った、評判のある
☞ 和裁工房まゆ さんという悉皆屋さんにお願いしました
とても丁寧な診断と対応をしてくださいました
悉皆は、着物の状態によってできることと出来ないこととがありますので
事前の診断がカギとなります
そして
どれくらいのことをしていただけるかは
悉皆屋さんの技量ということになると思います
それから・・・・
料金がいつもの着物屋さんの3分の一から4分の一ほど
それぞれに特色がありますから、どちらがどうだとは言えませんけれど
料金はかなり違いますね(*^^*)