扉日記

日々の扉や、開けてみたい数々の扉に思いを馳せつつ・・・♡

帰省拒否、その1

少し思考がパステルカラーになってきた私の母ですが

ある種の認知症の傾向が出てきているようです

 

そんな状況なので去年の暮れに、介護サービスの相談を受けたくて

担当のケアマネージャーさんとの三者面談を持ったのですが

身体と気位はいたって元気過ぎて立派すぎる本人が思いのほか抵抗して・・・

そもそもが自分は介護サービスを受けるほど老いてはいない、と

面談したこと自体がたいそう不満でそれはそれは大変でした

 

心配していろいろ聞いてみても

 

まぁ、そういうことが必要になったら考えてみるけど

今は大きなお世話

大きなお世話

ちゃんと一人でやっているのに

そんな失礼なことをいうものではない!!

・・・・

 怒られてしまいました・・・・

 

本当にね、私に対してもなんて親不孝な娘なんだろう、という怒りが

母の顔に言葉に表情に、ありありとあふれ出ていて、

一方で私といえば、還暦も過ぎて立派なお婆さんになってなお、

まるで昔の私に戻ったように、おかあさんに叱られた、という気がして

ちょっとびくっとしました・・・・

 

お正月を越しても引きずっていて

電話なんかで話をしてもどうもきまずい流れになってしまうのです

 

こうして淡々と書いているのですが

お正月以来、母と気持ちが通じなくて

この期に及んで親不孝者と言われているようなのが切なくて

娘としての母への責任を問われている感じがとても重くて

多分、そこが、よき娘でありたいという私の”自尊心”を

深く深く傷つけたのでしょうね・・・・

 

本来ならば月に一度は顔を見せたいところですが

折からコロナ感染下の緊急事態宣言が出されたこともあり

また私が年末に骨折をしたこともあり

とりあえずは一月は自宅に居るという市民権(笑)を得て堂々と過ごしていましたが

さて、二月・・・・

 

二月になって、また電話がかかってきて・・・

またも、きまずい電話の切り方をして・・・

 

でもやはり時間が空きすぎたので、二月半ばにはあちらに行かなきゃないけないな

 

と、本当に重い重い何日かを、自分は何も手がつかず悶々と鬱々と過ごしていました

 

意思が通じない

気持ちをわかってもらえないということが

こんなにもつらいものだとは思いませんでした

 

そして・・・

 

本当に、本当に、母のところへ行くことを考えただけで体から力が抜けるような

身体がずーーんと沈み込むような

心の底から帰省介護を拒否しているのがはっきりとわかって

こんな状態では、母のところへは行けない、と感じました

 

 

なにしろ電話機を見るだけで息が詰まるような、胸が締め付けられるような感じ、

これって、ストレスが身体不調に出てきているのではないか、と不安になりました

気が付けば

長野どころか、家の外に出るのが嫌になり

普段のお買い物も夫に頼むようになりました

 

真剣に病院へ行くことを考えていました

 

でも事態は好転したのです

それも私自身がきっかけで

次のページに書きますね・・・(*^^*)

 

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