扉日記

日々の扉や、開けてみたい数々の扉に思いを馳せつつ・・・♡

2021年のローザンヌ

コロナ禍が思うように収まらない2021年の2月ですが

ローザンヌ国際バレエコンクールが開かれています

今日、深夜からファイナルです

今、ファイナルが始まってしまいました(笑)

 

とはいってもスイスに集まれない今回

なんとコンペティションはビデオ審査です

 

実際に審査員の目の前でパフォーマンスをするのと、ビデオ撮りとでは

参加する方も審査する方も

いろいろ、星の数ほどの異論が出ようというものですが

あれもこれも我慢をして、妥協して、協力して

若いバレエダンサーの才能を発掘して、育てていくという使命のもとに

今回のコンペの開催が決まったのだと思います

 

今回、準決勝のビデオ審査の様子をライヴストリーミングで見たんですけれど

皆様本当に上手なんです

素人の私が言えたことではないのですが

素人の私でも、いつもの年より皆様レベルが高いんじゃないかなと思いました

それで思うことがあります

ローザンヌのコンクールの会場の舞台はいわゆる八百屋舞台、と言われていて

観客席側に向かってステージ奥からゆるく傾斜しているんですね

そこに、特に女子はトウシューズで踊るのですから

それなりにやりにくいと思うのです

今回見る限りでは、

ほぼすべて広く踊りやすいスタジオのようなところでの演技ですから

傾斜しているローザンヌのステージよりは

よほど踊りやすいと思うのです

 

みな、本当は上手だったのね・・・・っていう感じです

 

私が心つかまれたcandidate がいます 

SAITO Hiraku (Osozawa Ballet Studio)さん、日本人です

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 *Grinding the Teeth  (  振付 Goyo Montero)

でもこのかたはファイナルに残れませんでした

コンテンポラリーの演技が圧巻でした・・・ワタクシ判定ですが・・・

私はいいと思ったんですけれどねぇ・・・

この動きがブレイクダンスやカンフーに見えたのかも・・・

でも、ローザンヌでのコンテンポラリーの意義は

クラシックバレエで作り上げたからだを駆使して

どれだけクラシックバレエから離れた動きをするか、とか聞いたような気が・・・

彼の演技は、もう、音楽そのものという感じで

凄く体の動きが面白かったんですけれど・・・

 


Prix de Lausanne - Selections – ARTE Concert

  49:21ころから、SAITO Hirakuさんの クラシックのバリエーション

 2:15:42頃から、同じくコンテンポラリーのバリエーションがみられます

 

それでは、ライブを見ます

78名から20名に絞られたファイナリストの皆様の健闘を祈ります!!

みなさま、頑張ってね!

 

・・・・・といっても、自分が踊って撮って送った映像を

審査員とともにリモートで本人も観てるっていうことですよね

 

とにかく、頑張って!!!