令和2年最初の着付けのお稽古は
留袖を着る練習でした
カリキュラム順なので、留袖と言われてもああそうですかといった感じだったのですが
考えてみれば
え?とめそで??
っていう感じです
現実に、留袖まで自分で着ようとは思っていなかったんです
第一、着る機会って このあと 何回あるのか、疑問です
第二に、きちんと着られていなければ批判の的になる立場で着るものですから
自分で着るよりはプロに着付けてもらった方が合理的とも思えます
だから、留袖の着方を覚えようとはつゆほども考えていなかったんです
でも、着ましたよ・・・・
衿の比翼の扱いに関して
先生に手助けしていただく部分もありましたが
なんか、普通の訪問着と大差ない・・・かな
留袖、着ちゃいました・・・・笑
胸もとの空きは少なめに、えもんは抜き気味に
20代後半、今から10キロほどやせていたころに作ってもらった留袖です
やせていたころ、一回だけ着用歴がありますが
今着るとなると、直しが必要だなと思いつつ
なかなか”出番”が来ないこともあって
いまだに直しをすることができていない着物です
襦袢と併せて
裄が今の着物より5~6センチ短いのです
もともと私は体の割に腕が長くて、
そこに加えて恰幅もよくなるとなれば、
要求される裄丈の長さはさらに拍車がかかります(笑)
腕を無気力におろすと、袖からにょきっと出てしまいます
まぁ、手が出てしまうということだけなら
腕を袖の中で曲げておく、という簡単な技で解決するんですけれどね笑
それに伝統的な裄丈の長さは短め、と聞きますし・・・
そんなこんなで
先生の目にはさほど寸法があっていないとは映らなかったのか
あるいは昔の仕立てだということで目を瞑ってくださったのか
直しをした方が良いとはおっしゃいませんでした・・・
留袖も帯も母の好み
オリジナルのくみあわせ・・・若いなぁ・・・笑
最近の帯をあわせてみました
色柄的には私の年齢に合っているものの
着物の柄の雰囲気とは微妙に違うので、どうかな、と思ったのですが
先生はきれいだとおっしゃって下さいました
稽古のおしまいに、次回の学習内容を確認するのですが
私は、次回は留袖の復習です、と先生から言われて
わかりました、と返事をした後で
一瞬気持ちが白くなり、そのあとなんというか寂寥感が襲ってきました(←大げさ・・)
というのも
そもそもが、これから留袖を着ることなんてあるのかしら、と思ったからです
もう娘は三十路を超え
自分でも結婚しない選択肢ができた、なんて言っていますし・・・
それで、これ以上の留袖の練習はむなしい、と、先生に訴えました
まぁ、何をおっしゃるんですか
38歳で結婚したかたを知っています
あきらめてはだめですよ!
穏やかな先生が
めいっぱい力強く、そうおっしゃったので
うれしいやら、なんだかおかしいやら・・・
今日の思い出し!
裾除けを適当に着ないこと
ちゃんと脇線を意識して、きちんと着ましょう
という、初歩の初歩をすっかり忘れていました
画像お借りしました
家に帰って夫に留袖これから着るか着ないか、の件を話したら
娘が結婚しないって決まった訳じゃなし、まだあきらめるには早いよ、
だって・・・
まことに正論!!
実は、結婚しなくてもいいと思っているくせに・・・・
というわけで
次回も留袖の練習です
現実問題として、この先、
黒留袖よりも色留袖の出番のほうがありそうなのか、どうなのか・・・
やはり、考えてもしょうがないことですよね・・・笑
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留袖2回目の稽古の時の色留袖
浅野富士男の加賀友禅はおさがり
帯は母好みです