扉日記

日々の扉や、開けてみたい数々の扉に思いを馳せつつ・・・♡

文句を言いたい

2015/10/6(火)

着物屋さんに、夏に着た着物をメンテナンスのために持っていきました
お店のスタッフが大幅に変わって、挨拶もしたいから来てくれ
と、さんざ言われてのことでした
店長さんやスタッフさんの移動が大変多いチェーン展開のお店です
カウンターでお手入れのやりとりが済んで
取り敢えず何か見ていかないかというから店内散策
 
新顔の、(店員さんではなくて大概着付が堪能で、着物着用で接客する)アドバイザーの女性が
新しいスタッフさんを指して
 
反物の着せ付け(反物を客の体に当てがって、着物を着ている感じに見立てる)を一生懸命覚えたので、
錬習台になってやってくれませんか
 
と言うので、まぁ、いいですよ、と思ってトルソー(ボディ)の代わりになりました
 
そしたら・・・
 
スタンドミラーの角度がきつすぎるでしょ
そこは貴方が持たないで、お客様に持っていただく!
そんなにむっつりしていてどうするの、何か喋りながら(着せ付けを)やりなさい
 
とかなんとかいろいろと・・・・
言い方が結構きつくて、若い女の子のスタッフは顔が引きつっている・・・
 
そのアドバイザーさんに私は文句を言いたい

 

このミラーの角度、けっこう着姿がきれいに見えますよ
どこを誰がどう持とうが
着せ付けをやり慣れるうちに、自然と自分でわかってくるもの
それに人によってそこそこ違いだってあることだし
私はそういう時間のかかり方には今までしっかり付きあってきたでしょ
客の前で、場の雰囲気が壊れるようなあからさまな『社員教育』は遠慮してほしい
 
 
それで、アドバイザーさんの姿が見えないときに
私は女の子にそっと言いました
 
私はあまり余計なおしゃべりは好きではないの
生活感のない独身の若い女の子に
『今日の夕飯の献立はもう考えましたか?』なんていきなり聞かれたら、
何だこの唐突な営業トークは、ってしらけるだけ
いっそ、黙々と黙って着つけてもらっていたほうがよほど気持ちがいい
 
って
 
そのアドバイザーさんは、きっと往年の営業実績、経験を経て、発言されているんですね
でも時代は刻一刻と変わっているし、客も多様です
あの店のやり方がこの店で通じないこともあるでしょう
そもそも顧客としてのデータがあるのだから
私という一人の顧客には一般用ではなくて私用の接客をしてほしい
 
 
大事なことは今日この着物屋さんで客が満足のいく買い物ができたかどうかでしょう
まぁ、着物関係という特殊な商品故、そこそこ多くの場合買い物が成立しないとしても
幸せなひと時を過ごせたか否か、
というようなことだと思うんです
 
また行きたい、と思えないところには行きたくないですよね・・・
 
あ、でもあの女の子がまた来てほしいみたいな顔していたから行くかも・・(笑)
 
行くね、きっと・・・(笑笑)
 
女の子と着物の話では盛り上ったので
二人で一緒に着物屋をやればいいかも・・・(笑笑笑)