扉日記

日々の扉や、開けてみたい数々の扉に思いを馳せつつ・・・♡

叙勲の着物

2015/5/15(金)

 
先日、春の叙勲の伝達式がありました
『本人』は私の親ではないのですが、
親代わりだったというか、小さい頃からかわいがっていただいた恩もあって
この際(何かと暇な)私が”おつき”を務めることになりました
というわけで、私は
二泊三日の日程を無事に終えて昨日帰宅してから
一晩開けて今の時点で、まだボーっとしています
本当に疲れ切っているみたいです・・・  
 
 
当日
昨晩の嵐もウソのよう、ぴかっと五月晴れ
朝食を済ませてから、いよいよ、メイク、ヘアメイク、着付、とハードな日程が始まります
着物を作ろうと決めてから1カ月もなかったと思いますが
そこは 商売熱心な 親切な馴染みのきもの屋さんのこと、
一か月足らずで色留袖、帯、長襦袢を仕立ててくれました
これはすごいことだとおもいます
田舎の昔ながらのきもの屋さんです
都会の、ナショナルチェーン展開の呉服屋さんでは
ちょっと真似できないかもしれません

 

ただし、この目的で仕立てるのであれば
つまり、暑い東京の5月の伝達式で一回着用するだけかもしれないのだから
その時に快適に着ることがこの着物の使命と考え(←ちょっと大げさ・・)
この時期の暑さを考えてわたしなら比翼仕立てなどにせず
いっそ裏も付けずに同抜きで、八掛、袖のみ袷で、くらいで仕立ててもらうかな
そう仕立ててもらったら、と”助言”もしたのですが
そこはよくも悪くも田舎のきもの屋さん、
留袖に比翼がないなんて、とあっさり却下されたとのこと
内袖までついた完ぺきな比翼仕立ての留袖に仕上がっていました
   暑そ~~
時間的にいっぱいいっぱいで家へ届ける時間もなく
着物屋さんがしつけをとって、梱包して←
直接ホテルの美容室に送ってくださいました

 

私はこの日初めてご対面です
なかなか感覚が若い(?)モダンな柄行の留袖だと思いました
色も『本人』の好きな緑系です
 

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伝達式の開場は国立劇場
国立劇場だけで対象者は600人余くらい?
そのほとんどが配偶者とともに参加しますから
本人か配偶者かいずれかが着ていると単純に考えても
ざっと4~500人くらいは色留袖を着ているかもしれない、という状況、
私はこんなにたくさんの色留袖軍団を見たのは初めてで本当に壮観な眺めでした
 
 

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こういう場は、ほかになないでしょうね・・・
これで色留袖が消えてなくなることはないんだ、と妙に納得したり・・・
 
 
 

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三枝さんもいらっしゃったんです
写真を撮っていらっしゃるところを私もこっそと撮らせていただきました
三枝さん、怒らないでね