扉日記

日々の扉や、開けてみたい数々の扉に思いを馳せつつ・・・♡

⑧6/13 深夜のシーツ交換

 
 
6月13日
 
夕方、監視室を出て自分の部屋に戻りました
夫はそこまで確認し、帰宅
さてこれから、私は、一人で不眠と痛みとの闘いに挑みます
いつの手術でも一番嫌なのが手術当日の一晩
 
一番の敵は痛みですが、好きな姿勢で寝られないことがもっと辛い・・・
最近は腰痛がプラスされて、苦痛が増しているのが、加齢の現実・・・
 
むかし、手術後に、体を動かすと痛みが走るのを嫌って同じ姿勢でずっといたため、
褥瘡ができたことがありました
若い私が縟瘡を作るなんて看護婦さんたちもびっくりでしたが
それくらいピクリとも動かずに長時間いられたということ・・・・
今は、そんなにおとなしくなんてしていられない
じっと仰向けに寝ていたら腰痛が辛くて涙が出てくるほどなので
ある意味、長時間動かずにいられたその頃がうらやましい・・・
 
いっそ眠らせてくれればいいのに、と思う
点滴パックの交換がとても頻繁で、看護師さんたちの出入りが多く、
それにつけてもいちいち目が覚めてしまいます
短時間にたくさん薬を入れるのが、今流なのかな
 
でもそうやって私を観察していたからなのか
深夜に、看護師さんが、傷からの出血を見つけました
ちょうど当直だということで担当の先生も診に来ています
出血の量が多く放っておけない、となったらしい・・・
術後、体の下には自分持ちのバスタオルを敷くことになっていますが
そのバスタオルがみごとに血に染まっているということで
それも含め、この段階でシーツ交換が必要となったもよう・・・
さっき手術したばかりなのに、体に力を入れるだけで激痛なのに
動けと・・・
 
当直の看護師さん、それに先生も手伝うと仰っている
せんせい、シーツ交換するんですか?と看護師さんが聞いている
 
シーツ交換したことありますか?
ないよ、でも僕もいたほうがいいでしょ?
もちろん、お願いします、と言われて
看護師さんと先生と皆でシーツ交換
患者の体があるので結構大変
 
もちろん私も出血で汚れているので、清拭されながらまるまる強制お着替え
自分で動くと激痛が走るので
自分では極力、力を抜いて
というか基本ぼうっとしているので体はされるがままになっていて
皆に体を動かしてもらうようにするのだけれど(このあたりも慣れているのかも・・笑)
それでもかなりきつい・・・
 
そういえば、私は、
自分の体をみなで支えてもらって行うシーツ交換って何度か経験があるけれど
患者自身がいてのシーツ交換って、普通はあまり無いかもしれないですね
 
今回も何となくT字帯を二つ用意しておいたのも役に立ちました
看護師さんが、患者さんが予備を準備している、と驚いていましたが
まぁ、私ってよくよく手術慣れしているな、と思いました
 
バスタオルの血の汚れは落ちないかもしれませんが、すみません、と言われたので
気にしないでください、捨ててもらって構いませんと答えました
 
手術中にも自己血を輸血(返血)しているとのこと
これで、また出血量が増えたな、と思いました
 
大騒ぎが終わって
PCAポンプも何回か看護師さんに押されたという記憶もあって
あまりよく覚えていないのだけれど、
ホント不思議なんだけれど、痛いという意思表示をしたんだ・・・何回も・・・
PCAポンプってそういう使い方ですものね・・・・
 
それでもたぶんそこそこ眠って
やっと夜が明けました
 
 
朝食はちょっと無理
 
でも夜が明けてから以降
手術痕が痛くてつらい、というのは無かったように思います
PCAポンプも全部使い切って・・・
 
昨日から一昼夜かけて、痛みはひいた!
よかった・・・・
 
 
同じタイプのPCAポンプ
患者の要請によってただちに看護師さんが作動させることができる、がウリ・・笑