扉日記

日々の扉や、開けてみたい数々の扉に思いを馳せつつ・・・♡

⑦6/13手術当日・念入りな消毒・・・日進月歩

 
6月13日
 
手術当日
むかしの様な下剤も浣腸も剃毛も無い
下剤も浣腸もない理由はあとから看護師さんに聞いて納得
剃毛がない理由は
この後体験した徹底的な消毒とそのあとの管理で納得
日進月歩、時代は大きく変わりました!
 
前日午前零時より絶飲食
朝8時
まずトイレに行って、そのあとまずはシャワーで全身を洗う
ただし、乾かす余裕がないので髪は濡らさない
洗えたらその場でナースコール
 
看護師さんたちが大きな滅菌タオルの袋と消毒液を数本持ってシャワー室に来て
私を徹底的に消毒する
 
  
 
ピンクの消毒液は冷たくないようにちゃんと人肌に暖められていて感激
体全体にくまなく消毒液が掛けられ、滅菌タオルでこすられ
そして大きな滅菌タオルで水気を拭き取られる
 
 
術脚に当たる左脚はさらに念入りに消毒が行われる
滅菌タオルを敷いたすのこに左足を乗せて
消毒液をかけて、こすられ、滅菌タオルで拭き取られる
左脚を包み込むようにできている巻きスカートのような術依を着せられる
左脚はひも付きの布で脚全体が包まれてしまう感じ
さらに、布で包んだ左脚を、脚全体が入るような大きな長い袋に入れて
その上からもう一度、紐をかけて二重に包み込む
ていねいに消毒し包み込んだ脚はもう歩くことを禁じられているので
そのあとはストレッチャーに寝かせられて、そのまま手術室階に向う
上半身にはそこここにマジックテープが付いた術依を着せられる
 
 
もちろんこれはあくまで前処理
手術室ではメスを入れるための消毒が行われて、
私の左下半身は腰から下にかけてその消毒薬色にシッカリ染まっていて、
手術後、看護師さんが清拭の時に一生懸命落としてくれていました
優しい看護師さんです・・・
 
 
 
8時頃お部屋を出たら、もう戻れません
と言われていたので、夫は頑張ってかなり早く来てくれて
部屋から出る前に会うことができて良かった
 
手術部では、同じような人、患者が何人もいた、と思う
病棟の看護師さんから、手術室看護師さんに引き渡され
患者は自分の名前を言わされて、手術する部位を確認させられ
担当の医師をはじめ、担当の麻酔医、手術室看護師などの紹介と確認が
各患者ごとに行われている
 
担当してくれるスタッフのかた達は皆、
予め病室に来て説明をしてくれたし、もちろん紹介もされているのだけれど
それが一堂に会した、という感じで、あらためて、関わる人の多さに驚く
 
 
私はずっとストレッチャーに乗っているので、いろいろ良く見えない
天井と周りの様子が少しわかるだけ
一番奥の手術室?
実際の手術室まで、行っても行ってもなかなか着かなくてかなり遠かった(笑)
 
ストレッチャーから手術台にちょっとずって行ってください、と言われたのは覚えている
マスクが当てられて
点滴から薬が入る・・・
もうそれで終わり
 
手術が終わって、普通は名前を呼ばれる記憶があったりするのだけれど
私は、たぶん、なにか聞かれてもひたすら吠えて(笑)いたような気がする
大声でわめいていたような気がする・・・
痛かったのかな
 
*******
 
夫の説明によると
予定通り、昼ころにはすべて終了し、手術室を出たのだが
私がかなり痛みを訴えていたので観察室にいったん入り
病室に戻ったのは夕方の5時か6時頃だったという
病室に戻ったので、夫は帰宅したそうだ
 
ふと、目を覚ましたら、
夫がベッドのそばで椅子に座って居眠りをしているのが見えた瞬間があった
・・・ような記憶がある
 
 
どれくらい時間がたったんだろう
ここはどこだろう
朝からずっと夫も私に付き合わされて・・・
本当にお疲れ様、大変でしたね・・・
などと思っていた
 
心の中でそう思いつつ
痛い痛いと唸っていたらしい・・・