6月8日
入院2日目
寝起きに採血と採尿を済ませて一日がスタート
採血はベテラン男性看護師さんで、すごく上手
プロの仕事をされると、
患者側から見て看護師さんに男女の性差はなくなる、と実感しました
一回目の貯血用自己血採血もかなり手こずったけれど、2回目も大仕事だった・・・
原因は私の血管の細さと血圧の低さ
血圧が低くて血管が細いので、
針を刺してしばらくすると、血管自体ががしぼんで針をふさぎ血液が流れ出てこない
仕方がないので輸血用の針ではなくて普通の点滴針に交換してやっと血流をGET
それでも
採血針を固定して係りの人が離れるタイミングで血流が止まってしまうので
見張っていなければ出てこないのかしら
と言われるしまつ・・・(笑)
血管内でのちょうど良い針の位置を常に人が持っていないと血流が保てない
ワガママな血管・・・(笑)
もともと運動が嫌い・血圧が低い→体力・筋力のレベルが低い→血流が少なくてすむ→血管が細くなる→全身への血液の流れが少ない→体力低下→疲れやすい→運動を避ける→体力・筋力のレベルが低下→血流が少なくて済む・・・・
この悪循環で、かなり血管が細くなっている、と自己分析笑
血管が太い→活動的・健康
血管が細い→不活発・運動不足・不健康
これは真実だと思う
この何年間、
本当に体も動けず動かさず、ひたすら痛みを薬でごまかす生活だったから・・・
やっと400㏄採血し終えて、その分の輸液を行う
通常は輸血針を使っているので短時間で終わるところ
私は点滴用の針なので時間がかかりますけれど、と言われる
朝の血液検査の結果があまり良くなかったと見えて、輸液に静脈用の鉄剤が入れられた
エスポー皮下用という名称で、
私が受けた量(単位)の注射は何と2万(20,911)円もするというのでびっくり
またこの注射をする場所は一番痛くない箇所ということでひじの外側の皮下！
思ってもみない場所で前回大変驚いたのだけれど、本当に痛くなくて感心！(笑)
というわけでゆっくり貯血終了
隣のベッドの貯血の患者さん、おじいちゃまのようだったが
わたしより遅く来てさっさと貯血を済ませさっさと帰って行ったのが悔しい(笑)
3時半からは、夫と私と立ち会い看護師を交えて担当医によるカンファランス
改めてMRI画像を見ると
わたしの股関節、骨頭が見事に臼蓋にぶつかって潰れて
潰れた部分を中心に逆に密度が濃くなっていると説明される
ぶつかった刺激で骨組織が増殖しているそうで
増殖の勢い余って関節部分から下側につららの様に角の様に
増殖した骨組織が垂れ下がってきている
ショッキングな私の股関節の実態が映し出されている・・・
何をかいわんや
どんなことがあっても何を言ってももう手術はするんだ
そう自分でも決めていたので、改めて聞くことも無く
実際にインプラントの実物を見せてみらったほかは
あとは何を説明されたかあまり覚えていない・・・(笑)
ナビゲーションシステムやMISの話は無く、
私の場合、従来の方法で手術するんだな、と心の中で思う
骨バンクへの寄付という話が出て
思わずこんな変形した骨が使えるのか、と先生に聞いた
骨をまるまる使うのではなくて
良好な組織を使うので、骨頭が変形していても全く問題ない、と言う説明
使えるものならどうぞお役にたててください、と思った
私の病歴としては
約30年前に大腿骨頸部骨折→牽引とビス止めの手術→8か月の免荷期間を設けて完治！
(→左脚に体重をかけて歩いてはいけない期間が8か月）
この後出産を経て7年目くらいに軽い痛みがでたものの
痛んだら休むようにする、等、自分で折り合いをつけながら平和に過ごしていたが
約5年前に膝蓋骨骨折→ビス止め手術
膝を傷めたことにより足腰のバランスが崩れたのか、股関節痛が急速に激化
約4年前、膝蓋骨の抜釘のときの股関節の所見では
もう立派に手術お奨めレベル、と言われ
私自身の諸事情を優先させてもらって伸び伸びになっていたところ
全て条件整い晴れて(笑)今日に至る、なのだが
それ以前に、画像で見る私の臼蓋が浅いそうで
変形股関節症、と診断は頂いたものの
そもそも臼蓋形成不全が前提していた、
と先生はとらえている様子
日本人の女性には臼蓋が華奢な人が多いので、
と穏やかな表現で説明されたが
私が子供のころの日本各地の実情について
ちゃんとしっかり股関節亜脱臼や開脚不全の検診をしたのかどうか
という、当時の乳児検診への先生なりの疑惑、あるいは批判が窺えて
先生の気骨？にドキッとする私・・・
過去のことを批判、後悔して初めて反省材料になり
これからの前進につなげていくことができるから・・・
今日は自己血採血があったのでお風呂は禁止で
たくさんの書類にサイン
この日だけのもので、
夫(家族)と私がサインした書類
カンファランスについての同意書
①病状説明②麻酔を含む手術の説明③合併症とリスク④緊急時の処置への理解
私がサインした書類
輸血療法同意書(同種血輸血・・・自己血輸血では不足の場合）
血漿分画製剤の使用に関する説明と同意書
静脈血栓塞栓症の予防に関する説明書と同意書
日本人工関節登録制度の説明と登録への同意書
同種骨組織移植・組織提供の同意書
身体拘束説明と同意書
丁寧な説明(笑)は大切です・・・よね
