扉日記

日々の扉や、開けてみたい数々の扉に思いを馳せつつ・・・♡

着物屋さんデート

2014/7/14(月)

毎月あるきもの屋さんの催事案内
襦袢地のバーゲンをやると聞いて
友達がここの所ずっと襦袢が・・・と言っていたのを思い出し
事情を話してみると一緒に行ってみたいというので、誘って行ってきました
実は彼女はもともと襦袢の生地が手許にあって
それを仕立てたいという相談から端を発しています
そういう人、と一緒に行きますから、とお店の人にも伝えてあります
でも、何しろ「バーゲン」です、
いい柄があれば生地も含めて考えてみてはどうかという私の提案でした
行ってみると、思っていたよりずっと襦袢地は少なかったのですが
キラッと光る一品が目に留まりました
ハッキリしたかなり派出目な総柄ですが、地のにぶい青がなんともレトロな感じで
永遠のかわいらしさを求める初老の私たちにはぴったり!
完全に私の好みでしたのでわたしなら買うかな、と思いましたが
彼女はどう思ったのか・・・
答えを出さぬままに
「ところで、お店のトルソーが着ている、あの色無地がきれいなんだけれど・・」
と、彼女がつぶやいて、いきなり話が着物に飛んでしまいました
お店の人がうれしそうな顔をして
ならばこの小紋なんかどうでしょう
と薦めてくれた小紋は、シャープな明るいグレイとくすんだピンクの色違い
白い茎線がゆったりと舞うかわいらしい葵が控えめに散っています
アドバイザーのかたがピンクとグレイの両方を「巻きまき」してくれたのですが
無地に近い上品さがどちらも彼女によくあって・・・
ためしに彼女が言っていた色無地も「まきまき」してもらいました
確かにとてもいい白生地(大塚)を使っているだけあって
彼女が選んだ落ち着いたグレイも穏やかな緑もどちらもとてもきれいな発色で
無地と言っても地紋がかなり肉厚に(!)でていて全体に重厚感があります
こちらのグレイも緑もやはり似合うことは似合うのですが・・・
この歳になってもうほとんど遊びのために着る着物ですので
色無地ってこともないかなぁ・・と思いつつ見ていました
*****
一端お店を後にして近くの喫茶店でお茶を飲みながら作戦タイム
襦袢は答えが出ていたようなのですが
着物に迷いがあって、しばしああだこうだとお喋りをしました
テーマは
歳を重ねていく私たちにとって、どんな色柄が好ましいのかー
結論
確かに言えることは
若いころよりも、派手にならない範囲でなるべく明るい色がいいよね
******
再びきもの屋さんに戻って
襦袢と
シャープな明るいグレイの小紋
をお買い上げ
彼女はこのお店は初めてでしたので
店長さんと、採寸についての打ち合わせをしました
一応採寸してもらい、
今まで作ってきた着物の寸法と合わせて調節するとのこと
先日の渋谷デートでの、和裁のお話を教訓に
大すきだった裾吹き仕上げをあっさりと捨て
裾はぜひ折り上げて仕上げてください、と注文することも忘れませんでした
着物は袷で作ってもらうので
夏を過ぎてからのお仕立て上がり
 
その頃になれば
先日私がお願いした
着物やら羽織やら・・も出来上がるかしら
今回はすべて単シリーズでお願いしたのですが
もう遊びに行くときは袷だとか単だとかは気にしないことにしようと思っています
まぁ、盛夏や真冬は区別しますけれど
 
出来あがりを一緒に取りに行くのも楽しいかなぁ・・
それを着てあそこへ行こう、あそこへも行こう、
と、今から話が弾みまくった一日でした