扉日記

日々の扉や、開けてみたい数々の扉に思いを馳せつつ・・・♡

始末書

2014/2/1(土)

直しに出していた着物が出来上がりました
あわせて長襦袢のガード加工とクリ―ニングもできてきいました
ちょうど年に何回かあるお直し相談会をやっていました
そして、
悉皆でいろいろなお直しを提案するについて
胴裏や八掛はもちろんのこと
たとえば併せて帯や着物や羽織類などをお奨めしようと
悉皆の先生がご自身の見立てでいろいろ商品(反物)を持ってきているのです
 
悉皆の先生が
やってくれたから 帯を安くしますよ 、といいます
(そうです、ああだこうだと けっこう高価になってしまう悉皆 を
もう何度も頼んでいるんです・・
さっそく
直してもらった小紋になんだかぴったりの名古屋帯が目に留まり
安くしていただけるのならと、一本頼んでしまいました
でも こんなに安くしたら始末書を書かなければならない
と先生が真顔で仰るので、
そこまでして買いたくないな、と本気なのか冗談なのか測りかねていると
いつもお世話してくれるきもの屋さんのかたが
(始末書を) ぜひ書いてください
と言っていたので、まあ冗談だと・・・
 

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始末書の帯笑が仕立てあがったところで、このとき悉皆から帰って来た小紋をあわせてみたところです
 

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小紋はもう柄行が派手なので、クリーニングに出して例の女の子

提供しようと本気で思っていました

そしたら着物屋さんも変な商売っ気があるようで
まだまだ(年齢的に)着ても大丈夫だから八掛を取り替えてお手入れしましょう、と・・・
思いっ切り桜ピンクの八掛を外し、洗い張り後、
今流行の(笑)同抜き仕立てにして貰うこととなったのでした
クリーニング代のつもりがかなりの出費でしたが
私はもともとこの小紋の柄行が大好きでしたのでそうすることにしました
 
例の女の子に渡るはずが、思いがけない流れとなりました・・・笑
 
いつも不思議なことが多いきもの屋さんです・・・
 
全国展開のチェーン店のきもの屋さんですが
催事中心で着物を売ることが前面に出ていて
普段は若干品ぞろえが悪く、着物周りの小物などがあまり置いてないなど、
呉服店としては全面的に気に入っているというわけではないのですが
店員さんがとてもいい感じで
国内での縫製、仕立てに大変信頼がおける点が、気に入っています
・・・縫製・仕立てに疑問を感じたら、その時はダメかなぁ・・・