2013/12/11(水)
きものやさんから電話があり
先日(っていっても夏ごろの話・・)のお直しの確認がありました
胴抜き仕立てって
袖は単なんですね
袖は無双かと思っていました、長襦袢のように
胴抜き仕立てには
一般的に
①八掛・裏衿・袖口をつけるタイプ(全て八掛地使用)
②身頃揚部分までと八掛・裏衿・袖口をつけるタイプ(身頃揚部分には同裏地を使います)
③②と同じようなのですが同裏部分を八掛のおくみ部分の上線までにとどめるタイプ
②にはさらに、同裏のつけ方にバリエーションがあるようですが
とりあえず②が一般的なようです
知らなかった・・・
袖は単なんですね
今回(というかこのお店の仕立て屋さんでは)のお直しでは
②タイプなのですが胴裏地と八掛地を継ぎ足さず
八掛の布を身頃揚部分まで広げて使う仕立てになるそうです
なんだか贅沢な感じがしてすごい!
一つ勉強になりました
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色々調べてみると
胴抜き仕立ての際の袖は
無双にするタイプや、
袖口に八掛、振りの部分に胴裏をつけて「うそつき袷」にするタイプ
などもあるそうです
いろいろあるんだな~
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後日出来上がってきたお直し後の着物です
八掛をたっぷり胴裏部分まで使ってあって
ちょっと贅沢な作りです
八掛の色を変えるだけで
着物全体の印象もかなり変わりますね
着物の醍醐味、っていうところでしょうか
私の年齢では
洋服だったらこんな鮮やかな色遣いの衣装を身に着けるなんてありえません
年齢、の感覚が、洋服とはかなり異なり
それはちょっとロマンティックな部分でもあります
そこも併せて着物の魅力だと思います