扉日記

日々の扉や、開けてみたい数々の扉に思いを馳せつつ・・・♡

妙心寺

 


京都に行く機会に恵まれたので
第53回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開、を覗いてきました
 
今回の特別公開は絵画が中心のようです
このサイトに概要が説明されています↓
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特別公開の寺院は沢山あるのですが
一箇所でたくさん回れる(失礼・・・)妙心寺、に行くことにしました
 
 
妙心寺・・・正法山 妙心禅寺
 
妙心寺北門
 
 
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ツアーに組んである見学場所とか、あそこに行こうと誘われて、とかではなくて
自分で決めて行く初めてのお寺かもしれません
そういう意味で私的になんと新鮮なことか!
 
広い敷地(境内)の中にいくつもの寺院(塔頭)があって、
生活のためや、あれこれメンテナンスや、そういう自動車が普通に通る
一つの街のような、
ここで誰かが生活していることが伝わってくる境内・・・
 
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妙心寺天球院

姫路城主池田輝政の妹、天久院が創建
 
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方丈内部の障壁画「籬草花図襖」「梅に遊禽図襖」「竹に虎図襖」は、
京狩野派の絵師・狩野山楽および山雪の代表作
最先端のテクノロジーと最高峰の職人の技で作られた高精細複製品に置き換えられています
山楽・山雪は凄いです
でも今の技術、職人さんも凄い・・・・
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方丈北側の間には、山楽・山雪の水墨画が、桃山時代当時のまま残されています
 
この部屋はいわば家人が使う控えの間なので、
落ち着いた趣になったのだろうという説明がありました
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                                                                        上4枚ともに画像をお借りしています       
 
キヤノンと京都文化協会が進める「綴(つづり)プロジェクト」
上記3作は技術の粋を凝らして作成されたレプリカなのですが
その美しい画像を見ることができます 
                                                                                                                                                    
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                                                     籬草花図襖 狩野山雪・山楽筆
                    
                   竹虎図襖 狩野山雪・山楽筆
                    
                   梅花遊禽図襖 狩野山雪・山楽筆 
 

妙心寺 麟祥院

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春日局の菩提寺です
春日局の法号「麟祥院殿仁淵了義尼大姉」が、麟祥院の名の由来です

春日局と親交のあった海北友松の子の友雪の筆により
「雲龍図」「瀟湘八景・西湖図」などが、方丈に描かれています
とくに雌雄の龍を描いた「雲龍図」は江戸時代初期の傑作・・・
片方雌って・・・・怖・・・
 
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                                                                                             画像をお借りしました
 

方丈の前の枯山水庭園
向って左手、山から流れ出た水が川となり、右方向へ海にそそぐ様子を
小石を敷き詰めて表しています
庭が作られてから年月を経て、
ちょうど中央の部分が苔で覆われてしまった、と説明がありました
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庭の説明と、このあと見学する御霊屋の説明を、
方丈前の濡れ縁に腰を下ろして足をぶらぶらさせながら聞きます
童心に帰ったような
懐かしい、なんだかほっこりした気持ちになりました
説明してくださるスタッフのかたが
なんだか知り合いのおじさんのように思えて、なごんでしまいました・・・・
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                      こんな感じ・・・・画像お借りしました


御霊屋(おたまや)には小堀遠州作と言われる春日局坐像が安置されています
内部の折上格天井やギヤマン使いのシャンデリアのような飾りなど、
とてもおしゃれな空間です
春日局は意外と可愛らしいかただったのかもしれません・・・・違うか・・・笑
 
 
 
 
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                                                                                         画像をお借りしました



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渋さ絶頂期の京都、
私は、色付いている名残の梅や椿類を探しては、花に癒されていました・・・
色彩に飢えているかのようでした・・・
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妙心寺、続きます・・・・