わたしが住んでいるところは郊外の住宅地で
近隣に林のようなところがないせいか
田舎の割にはセミの声はあまり聞こえません
今から２０年くらい前、娘年齢で年長さんくらいのころのこと
娘と同い年の男の子とそのお母さんと
自宅マンションのエレベーターに乗り合わせました
すると
エレベーターの壁にこともあろうに蠅がとまっていて
それを見た男の子
お母さん、せみだ！
いやあね、それはハエよっ！
と、その子のお母さん
でも思ったんです
たぶんその子は昆虫が好きで、一生懸命図鑑なんかを見ていたんだなって
そして本物のセミにはまだ対面したことがなかったんだろうな・・・
どっちも似ていますよね
大きさを除けば・・・
ニクバエの一種？(ウィキペディアより）
つくつくほうし(画像お借りしました）
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時がたって
娘が中学生くらいの頃
自宅のベランダにセミが飛んできて
みーんみんみんっ！！！
ってものすごい音量で鳴きはじめたことがありました
そしたらうちの娘
ギャア～～！お母さん何とかしてよ、セミ嫌だよ～～
とわめきつつすごい勢いで自室に逃げて行ったので
わたしは文字通りぽかんとしちゃって、
え？なんでせみが嫌なの？？？
と、口あんぐり、というか・・・
せみをそっとつかんでベランダから外に逃がしてやりながら
せみにわが娘の無礼を謝りました
価値観や考え方は多様でそれはいいことなんですけれど
なんか、セミに対してはもっと優しくなってほしいな、と思いました
それにしてもセミは好かれるのにハエは嫌われて
虫も因果な生き物だなって・・
（そういうところがニンゲンって本当に勝手なんですよね・・
ハエはいやですけれど・・・）
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