扉日記

日々の扉や、開けてみたい数々の扉に思いを馳せつつ・・・♡

年賀状

 
皆さまは年賀状をお書きになりますか?
夫と私は書きます
 
最近目につく寂しいタイプがあります
差出人が変わっていて
「・・実は○○は先年△月に亡くなりました・・・」
というショックなモノ
「体も言う事をきかなくなり、お年賀も今年限りで失礼させていただこうかと・・」
という打ち止めタイプ
 
そのうちに私達の世代での喪中葉書が来るんだろうなと思うと
ちょっとやりきれないのですが
良くも悪くも、年賀状は
あまり頻繁にやり取りはしないのだけれど、でも大切な知り合い
というつながりの人の動向を知らせてくれる良い手段になっていると思います
 
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私の実父は年が明けて、”届けられた年賀状”に対して書いていました
教員をやっておりましたので400枚とか500枚とかという数です
年末に印刷をかけ、用意しておいた年賀状に
届けられた賀状の表裏にゆっくり目を通しながら
一枚一枚宛名を書いているのが、三が日の父の姿でした
まだパソコンプリントが普及していない頃のことです
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結婚してから夫に、
明らかに夫の領域の年賀状も(宛名だけですが)書くようにと言われてびっくり
あれだけあった父でさえ自分で書いていたのに・・・
というわけで
実父と違って、元旦に届かなければならないので
年末の年賀状書きは私の重要な仕事になりました
でもおかげさまで
仕事や友人など、夫の人間関係を多分ほとんど把握できてしまったんです
それも何年にも亘りますから
そのかたたちの人生の一場面を年々見定めていくようなものです
勤め先がかわったのね、
結婚されたのね、
お子さんができたわ
オウチを建てたのね・・・・
 
私にはなかなか子供ができませんでしたので
子供が生まれたという写真年賀状は他人事ながらとてもうれしくて
しかも年々大きく成長したり、増えたりしていくので
シリーズで保存したりして・・・(笑)
 
それが・・・
 
気が付いたらいつからか
印刷も外注せず自宅のPCでやるようになりました
夫は仕事関係、友人関係分を自分で刷り、
私は親戚関係と、自分の友人、娘がお世話になった方々などを担当、
と言う具合に役割を分担
 
私は夫の年賀状についてあまり関心を持たなくなってしまいました
 
・・・夫婦の危機?
 
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このお正月の2日に夫の友人が急逝し、
その連絡をいただいたときに
あぁ、それは昔私がさんざ書いた年賀状の宛名の一人だ、と思い
とても懐かしく、また哀しく
それと同時に、
私が宛名を書いた夫の年賀状の方たち、
みなさまお元気かしら、もう何人かいらっしゃらないのかしら
などと思った次第です・・・
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