今週のお題 あなたにとっての「大人」って?
とありまして、そこをクリックすると
今週のお題「大人になったなと感じるとき」
となって、微妙にニュアンスがが違ってくるような気がするのですが
いずれにしても「大人」っていうことについて
これについては色々考えるところが多いです
私にとっての「大人」とは、色々な意味があるのですけれど
なんといっても一番は成人式、かな・・・
子供が巣立つと認める日
もうオトナなんだよって
今まで育ててきた子に自主独立を言い渡さなければならない日
子供からは離れよ、という、親にとっての、子育てワールドからの卒業式
ですが、あの年・・・
楽しいお正月が終わり
晴れの成人式が無事に済んだタイミングで起きた
阪神淡路の大地震・・・・
どうしてこういうことになるんだろうと
日本人なら誰しも打ちのめされたに違いありません
あれ以来毎年、年が明けて、成人式のニュースが流れると
あの、大震災のことがよみがえってきて、こころ沈みます
成人式に、試練、という要素が加わったような気がするのです
阪神淡路の震災の時には幼かった娘も
年を経て、無事に成人式を済ませることができました
ただ・・・・
大学の学部卒業の年
学部の謝恩会が、あの、2011年3月11日の夕方に催される予定でした
謝恩会は中止、
皆、ドレスアップした格好で、備品が崩れ落ちた研究室の片づけをしたそうです
交通機関がすべて不通になったため動きが取れずに
その夜は学校に泊まり
翌日帰宅しました
そのあとも度々日本列島を、世界を、大きな災害が襲い、
挙句の果てはコロナ禍・・・
今の若い子たち、
私なんかよりよほど波乱万丈、です
様々な試練を乗り越えてきて、私よりはるかにオトナな娘たち、だと思います
我が娘は、
私は体の不調もあってなかなか妊娠できず
7年の不妊治療を経て
やっとやっとの思いで授かった子です
それだけ手間をかけたのだから、さぞかし玉のようなお姫様が・・・
というよりは、まぁ、腕白男の子五人分、みたいな元気な女の子でした
そのくらいの元気がなければ
襲い来る「波乱万丈」に太刀打ちできなかったかもしれません・・・
「大人」とは、文字通り、様々な壁を乗り越えるだけの大きさを持つようになった人
ですかしらね・・・
そもそもがニンゲンって
命を含め様々なものを失いつつ
残された者たちは
そういうことの上に生かされ、生きていくのだ、とはわかっていたことでした
でも、このところ、日本国内でも地球全体でも
目を見張るような大きな災いが続き
過酷な私たちの運命をあらためて目に前にどんと突きつけられた思いです
そういうことにしっかり向き合えるのが
大人、なのかなと思ったりします
私は時として逃げ出したくなるのだけれど・・・・・
翻って、私自身はどんなオトナなんだろうといつも思ってきました
社会性があまりなく、経済力もなく、体も丈夫ではなく
そんな中途半端なオトナの私がどうやって子供を育てていけばいいのか
結婚当初の私の切実な悩みでした
それに対して夫は答えたものです
《 親がなくても子は育つ ❣ 》
確かに確かに・・・・
私の身内は言うに及ばず
友達、先生、教授、会社の同僚や先輩・上司、お友達の親御さま・・・・
忘れてはいけない、我が子のようにかわいがってくださったご近所様たち・・・・
たくさんの方たちが娘を育ててくださいました
おかげさまで娘は
私の知らないことをたくさんたくさん知っていて
私のできなかったことをたくさんやり遂げ
私よりはるかに優しく逞しく大きくなりました
親の目から見て、確かに我が子は大人になったとは思うのだけれど
さて私自身はどうなのか・・・
自分がオトナなのかどうなのか・・・
なかなか自覚するのは難しいなぁと思う今日この頃です・・・・笑