扉日記

日々の扉や、開けてみたい数々の扉に思いを馳せつつ・・・♡

二度目の背骨骨折

12月の初めにまた背骨を圧迫骨折してしまいました

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その日の明け方、義母は一人で着替えをしようとして前のめりになって倒れ

そのまま起き上がれなくなりました

私は、ベッドのわきで伸びている義母を起こそうとしましたが、その時に

自分の背中に異変が起きたことが分かりました

 

あっとなって私もしばし動けなくなってしまいました

それでも

前回の時の電気が走ったような突き刺すような痛みと比べれば

今回は何かで殴られたような鈍い痛み、という感じで

時間をかけて自分を落ち着かせたら、

何とか動くのは大丈夫そうでした

そういうわけで

ALSOKの緊急呼び出しをして、来てもらい、

ケアマネージャーさんも駆けつけてくれて

義母はベッドに落ち着くことができたのですが

肝心の私が負傷をして力を出せず、義母を支えることができないので

ベッドからトイレへの移動介助ができないこととなり

結果、義母はベッドに寝たきり状態になりました

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今まで自分でベッドから降りてトイレへ行っていたのに

転んだだけで

急にベッドへの上がり降りができなくなるなんて驚きました

倒れた時にどこか怪我をしていないか

そもそも何か病変があって倒れたのではないか

本当に心配でした

二日後に冬季のショートステイの入所日を控えていましたが

場合によっては病院に行かなければならないかもしれません

そういう状況を踏まえて

ケアマネージャーさんと施設のかたが様子を見て下さり

怪我の様子も脳梗塞等の兆候もみられないとのことで

予定通りの入所とになりました

 

転んでから入所までの二日間、ベッド上の義母の下の世話もしました

おっかなびっくりの「下の世話」でしたが

ケアマネさんの指導もあって、意外と大丈夫で、

義母とともに笑ってしまいました

それよりも

私が力を出せないばっかりに義母をトイレにも行かせられないことが

本当に情けなくつらいことでした

 

冬は寒いので、施設にお世話になるのもいいかなと思う、

という義母の発言で、皆が動いてやっと11月にショートステイが可能と決まったのに

それ以来、やはり家がいいと言い出したりして

ずっと、

行くとか行かないとかぐだぐだ言っていて、

準備も順調にできなくて、実は結構大変だったんです

ところがこういう状態になって

もう否応なく、という感じになってしまいました

そういう意味では私の背骨骨折は

ショートステイに関して義母への説得力になったと思います

 

介護⇒背骨を骨折⇒私自身の介護能力に限界⇒ショートステイを後押し

 

今回のこと、義母が転ぶことがなかったとして

この冬を義母が自宅で一人で過ごせていたか、といえば

決して楽観はできない

私を含め皆が、おそらくこういう事態になっていたかもしれない

と思っているようでした

例えば

私が自宅に帰り義母が一人の時に転んで、

今回のように、義母自身が動くことができずに

緊急通報のボタンや携帯電話にも手が届かず

頼りのセンサー発見になるには、そこそこ時間がかかりますから

そうなった場合はもっと状況は悪くなるだろうし

そういうことだって十分予測できるのです

 

ショートステイを決めておいて本当に良かったと思いました

 

義母も、こういう日が来ることはよくわかっていた、と言ってくれました

私がもともと丈夫ではないので

あまり期待していなかったみたいです(笑)

 

それよりも背中骨折しちゃってどうしよう

 

と義母は私の骨折を心配してくれました

 

背骨はまた骨折をしている、とその時自分でも思いました

動けないほどの痛みがあれば入院安静、

またはスクリューを入れる?

こんな時に自分が骨折するなんて

なんて間が悪いんだろうと、我が不運を呪いました

 

とりあえず、ロキソニンで落ち着いていることが救いでした

義母が入所してから

あちこち手続き等、家を空ける準備をして

もう一つ長野の実家に顔を出して

それから埼玉の自宅に戻り

一番で病院に行きました

 

レントゲンしか撮りませんでしたが、やはり骨折していました

 

どうする?脊椎の先生に診てもらう?

 

脊椎の先生っていうのは私の執刀医

今私の目の前にいる先生は担当医

なんですけれど

あなたじゃわからないの?と突っ込みたかった・・・笑

 

画像ほどには、私の訴える痛みが少ないようで

日常生活はできると思うと伝えると

もう少し様子を見ましょうということになりました

 

安静にしてください

無理をしないでください

 

それで、1月半ばの本来の再診日まで様子見です

 

それにつけても軽い骨折でよかった

お正月は自宅で過ごせそうだと思うと

それだけですごく幸せだなと思いました

 

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幸せの閾値なんてものがあるとして

色々窮地に経つことを経験すると

閾値はずいぶん下がるように思います

私としては、それはそれでまた幸せなことだと感じますけれどね・・・・