もうすぐ日付が変わってしまいますが
朝の法要と昼の法要です
世界中に蔓延した新型肺炎の一刻も早い平癒を願う
厳かな読経の音声(おんじょう)には
私は仏教信者ではありませんが
なかなかに身体が揺さぶられ、心染み入るものがあります
それは
日本人ならではのDNAのせいなのか
あるいは仏教が一つの哲学として人類に放つ普遍性によるものなのか・・・
解説を担当されたのは森本公穣氏
森本公穣氏の呼びかけが、ツイッターに挙げられています
しばらく前の寺巡りの際にも
とても心に残るお話をしてくださったので
ちょっと懐かしく拝見しました
ニコニコ動画のLIVEコメントでも
いい解説をされる、となかなかに高評価(^^)/・・・
解説によると動画配信となった4月12日は、今現在の大仏澱の建立に携わった
公慶上人というかたの月命日にあたるそうです
度重なる火災で大仏殿を失い、永いこと野ざらしになっている大仏様を見て
大仏様に大仏殿を差し上げようと心に決めたのが13歳の時
30歳半ばにして、建立の着手にこぎつけ、今の形になったのだそうです
そのあたり、東大寺のHPにありますので、ご覧になって下さい
⇒東大寺HP
http://www.todaiji.or.jp/contents/history/history3.html
彼の志に共感した"フォロワー"が多く生まれたことが
成功のカギだったのではないか
との森本氏の解説に
ニコニコ生放送のコメント大反響でした
江戸時代でも、フォロワーとクラウドファンディング!
さらに東大寺境内の内外に広がる林は
公慶上人による再建の際に
再びの災難に備えて、
いざという時の建築資材になるべく植樹されたものだそうです
考え方や仕組みの根本はって、昔からあまり変わっていないんですね・・・
ニコニコ動画より
朝の祈りの様子
4月12日の境内の様子
桜が満開のこの時期、昼間なのに、人影がありません
奈良時代の東大寺って、こんな感じに静かだったのではないだろうか、と
タイムスリップしたみたいな雰囲気です
って、奈良時代にこの辺りがどうだったかなんて
知らないんですけれどね・・(笑)
鹿が、桜の花を一生懸命に食べています
鹿せんべいもらえなくて、ごはん足りているのかな?
森本氏のツイッターより
人けのない境内
3年前・・・
以下の二つはいずれも動画です⇒
森本 公穣 @東大寺 (@kojomrmt) | Twitter
桜の花びらを食べる鹿
境内の桜
混み合う人間のひといきれから解放されて
桜も鹿も案外のびのびしているのかもしれません・・・・