お正月が明けたころ、義母は胸を打って肋骨を折ってしまいました
私も経験があるので(笑)わかるのですが
肋骨骨折は、安静しか治しようがないのです
病院へ行って検査を含め診断をあおったのですが、
やはり自宅で安静にしているように、との見たてでした
しかし・・・・
高齢の義母はすっかり気落ちしてしまっていて、少しも体が動かず
パッと見要介護5(爆笑)
とても自宅で私一人で世話する自信がありません
病院に相談すると、事情を汲んでくださり
肋骨を骨折した際に周囲の組織が損傷を受け、血胸がみられることも事実なので
その経過観察をするということで、しばらくの入院が決まりました
胸の痛みがかなりあって、体を起こすのもままならないので
看護師さんの手を借りて
トイレはじめ日常のあれこれを手助けしてもらえるのは大変助かります
そんなわけで、急遽、義母の入院生活が始まりました
今まで一人で気ままに暮らしてきた人ですので
いくら個室とは言え、原則皆と歩調を合わせた生活をすることができるのか
私はとても心配でしたが
そこは自称”昭和の女”、覚悟を決めて入院生活に臨んだようで
看護師さんやスタッフの皆様からの覚えもめでたく
ずいぶん優しくしていただいたようで
ホッとしました
本人、相当頑張ったと思われます(笑)
急性期病棟で数日たったころ
血胸は収まりつつあるものの、
痛みのせいか体が思うように動かせないでいる義母の様子から
多分、今退院しても自宅での生活は無理だろうということで
リハビリ病棟への転院を打診されました
ちょうど冬という気候も考慮して
温度湿度管理の行き届いた病院にしばらく入院して
体力をつけつつ、体の機能回復を目指すことになりました
それはとてもラッキーでした
その間に、義母の部屋にレンタルのベッドを入れるなど
家での生活環境を整えたいと思っていましたので
一か月くらい入院していてくれると
かえって好都合、だったのです
しかし、リハビリ病院に移った時のカンファランスで
主治医の先生は、義母が認知症傾向にあることを見抜いていました
そこにプラスして、からだが思うように動かない・・・
実際問題として、自宅に帰ることができるのかどうか、という現実の提示です
もしかしたら、このまま、施設に入居するということも考えておくべきだと
厳しいけれど、的確な指摘でした
ただ、本人は自宅に戻ることを目標にしているので
それは一番に考えて大丈夫ですよ、
我々も最大限その目標に添えるべくお手伝いしますから
とのことでした
ちょっと、気持ちが重くなりました
でも逆に、認知症に言及していただいたことで
主治医の先生への信頼感がわきました
今まで、義母の認知症傾向について、私一人で悩んでいましたから・・・