前回の着付け教室から今回までの間に
自分の身の周りで
私にとっては本当に人生始まって以来というような大きな出来事がたくさんおこり
そういうあとで分かったことなのですが
何事もなかったように取り繕ってやり過ごすのが一番ラクな気がします
自分の思いや気持ちを理解してもらえるのならいいのですけれど
周りのすべての人にわかってもらえるほどの力は、
どうやら私には無いようで・・・
とりあえずはわかってもらえる人に分かってもらえればそれでいい
そうしてこの先
わかってもらえる人が一人また一人と増えていってくれればもっといい
そんな調子なのですが・・・・・
今日のお稽古は
準礼装で、お太鼓柄の袋帯をしめましょう!
今日準備したのは、長いこと箪笥で眠っていた附下
たぶん、作って20年目くらいの初おろしです
おとなしくありきたりな平凡な柄行なので、
当時そこそこ若かった私はちょっと着る気になれず
そのまま放っておかれた着物だったのですが
今回、箪笥から出してみたら
思ったほど悪くなくて
というか、やさしい感じがなんだかしっくりきて
今日はこれを着よう!と思ったのでした
帯は、聚楽の綴れ帯
前に一回練習したことがあるのですが
大騒ぎして誂えたわりには、いまだに使いこなせていない難物(笑)
前回は器具を使って攻略したのですが
今回は手結びです
最近の綴れ帯なので比較的薄手で柔らかいのですが
それでも張りが強くてなかなか扱いにくいです
テを、背中から引き出して腹側に巻き付けて休めておく段取りで
背中の左側、帯の下線のところでクリップ留めをするのですが
帯の張りが強固すぎてクリップが飛んでしまうのです
何回やっても飛んでしまう・・・
↓ 画像をお借りしました
結果、一番おっきいクリップを使い、
通常つけたままにしておくところを後で外すようにしたり・・・とかね
何かと手が焼けます
着物と帯は併せて作ったわけではないのですけれど
色調が揃っていて驚きました
画像ですと帯がグレーに見えますが
実際はもうすこし緑がかっていて、本当に着物と同調します
ここまで同じ色で合わせるのはありきたりでつまらなくも見えますが
所詮は礼装に準ずる、ので、平凡でも良し、ですね
一時期、長襦袢のマイブームがあって
その時の襦袢は、単が結構多いんです
尤も、今って長襦袢は大概胴抜きで単ですが、多くは袖無双で袖だけは袷ですよね
単の襦袢って、当たり前ですが袖まで単・・・笑
ぺらっとした袖というのはなんとなく心もとないというか・・・
そんなこんなで長襦袢の袖は単です
いわゆる”とろんとした”生地の正装用の襦袢・・・でも袖はぺら
どういうつもりで作ったんだか・・・笑
今日の発見
背中心がいつもずれてしまうのは
掛け衿の位置を胸もとできちんと合わせないからだ、という事が判明
今日の成果
上前の合わせ方が良いと先生にほめられました
左の脇線がちょうど左足の小指と薬指あたりに来るのが理想とのこと
これで、下半身が裾つぼまりにみえるのだそうです
きょうは、私の合わせ方が偶然にもそうなっていまして
この状態を覚えておいてください、と先生に言われました
次回はクリスマス
その次は新年の初稽古
その次は新年会です・・・
哀しくてもつらくても
淡々と日常がこなされていきます・・・・