2019/3/22(金)
そういうわけで、喪服をパスして
私は器具を使ってのお太鼓柄の袋帯の着装の仕方を習いました
お太鼓柄の袋帯なんて、本当に買うものではありません(笑)
↑こういう事がわかったのは、実際にこの袋帯を買ってからのことなので、大笑いです
着物初心者の私にとって、袋帯で太鼓柄と腹前の柄をピンポイントで出すなんて至難のわざだったんです
でも、この帯にはちょっとした思い出があります
私は綴れの帯があまり好みではなくて、それまで何度か拒否してきたのですが
たまたま、この帯のシリーズが展示会にきたときにこの柄の雰囲気に興味を持って、頂くことにしました
しかしながら、綴れは結構高価で、柄の面積に価格が相関するという厄介な(笑)帯
本来ならば六通など、柄付けの面積が充分にあるものを選びたかったのですが
やむなくピンポイントで柄を配してあるお太鼓柄の帯を購入しました
私の窮状を痛ましく思われたのか、織元のスタッフさんが
うらに全通の綴れを付けてリバーシブルにしてくださいました
リバーシブルって、考えてみれば綴れの帯2本分です、かなり稀有なことではあります・・・
帯のメーカーは聚楽
当時、綴れの技術を中国に持っていくことについていろいろ話してくださいました
発端は、日本で製造していたら恐ろしいほど高価になり、商売として成り立たなくなるという危機感、
と受け取りました
中国産の粗悪品が出回るよりは
技術や生産管理をこちらから持って行って、現地の労働力を育てて、良い品を適当な価格で日本で売りたい
という事だったような気がします
多分そのころ、聚楽は川島織物の子会社になって間もない頃だったかと思います
其れだけでも胸がちくっとするのに・・・
ここからは付け足しなんですけれど、川島織物は合併して川島セルコンとなり
なんと現在はLIXILグループの子会社です・・・・なんでLIXILなんかに・・・・
LIXILといえば、それは日本の大きな企業の一つですが
私は個人的にあまり良い印象を持っていないので、やれやれです・・・
帯結びの器具についていろいろ意見がありますが
例えば着物プロでは無い人がお太鼓柄の袋帯を締める、なんていうときによいかもしれません
予めお太鼓と腹前をセットできるので、きちんと着装できます
今は、これに限らず着物関連の便利グッズがたくさん出ていますね・・・
お教室に着て行った大島と名古屋帯と羽織
帯締めと羽織紐の雰囲気が重なりちょっとうるさかった、と反省
色無地にお太鼓柄の袋帯その一・・・同色系
色無地は画面ではかなり灰色に近いですけれど、実際にはもう少し緑がかっていますので、″同色系″・・・
色無地にお太鼓柄の袋帯その二・・・アクセント系
平置きにするとそこそこきれいですが、着姿となるといまいち、という現実・・・・
やれやれ・・・・