焦り

2018/5/10(木)

遠距離介護と仕事に忙殺されて、なんだか忙しい忙しいと言うだけで

好きな着物に触ることすらないような毎日になってます

気が付いたら年齢も大台を超えていて、

着物に限らず、自分のこれからの道が霞んでしまったような気がして

すっごく焦っている自分がいて

どうしたものか、と思ったのですが

ふと気が付いて

そうだ、着付け教室行こう・・・(笑)

着付は一応習っていて

それに、所詮着物なんか着れればいいのであって、

着付の先生になるのでもなければ、ことさら極めるものでもないし

ましてや、今やネット動画や書籍で着物の着方なんて

あの手この手で懇切丁寧に教えてくれる時代ですから

何も今さらお教室なんて、という気がずっとしていたのですが

知り合いの先生のお教室に入ってしまいました

 

そして、第一日目、行って来ました、わくわく・・・(笑)

 

わさわさと生徒さんがいて、それぞれの世界が繰り広げられていました

懐かしい、衣擦れの音・・・

私は先生の教えに従って、半衿を縫い付けました

 

 

 

この日のために、付いていた半衿をわざわざ外して持ってきた長襦袢・・・

生徒さんたちの会話を遠くに聞きながら、ずいぶん久しぶりに針を動かしました

知り合いも一人もいませんので、ひとり、坦々と針を動かします

なんだか静かに時間が流れた感じがしました・・・

 

 

 

 

 

実家との往復が頻繁になってきて、どうするか迷った私の仕事ですが

取りあえずは辞めない、と決めたのは自分です

その時点で私のキャパを超えているかもしれない日常なのですが

こんなことに負けたくはないぞ、と

雑念を排して着物と向かう・・・(笑)

私自身のための時間を無理やり作ってしまったのでした・・・

まぁ、私としてはよくやった、かな・・・(笑)