知人の能の発表会に行ってきました
たいてい年末にやることが多く、この頃は年末恒例といった感じで
この会に行かないと気分が落ち着かない、と思うほどです
いつもお邪魔する宝生能楽堂
『発表会』といっても、地謡やお囃子、後見などにはプロのかたがつくので
発表会といっても私に言わせればかなり贅沢です
ちょっとした、能のガラコンサートみたいな感があります
”知人”とは、私の先輩で、女性です
今回の発表会を見ても、
『謡』を勉強したい女性が、何と多くいることか、と思います
実は能楽師には、女性のプロの方もいらっしゃるんだそうで
ただ、圧倒的に活躍する場が少ないんだそうです
ここの流派は積極的に女性も舞台に上がる、と聞きました
どういうことなのかはよくわかりませんが
それでも活躍する女性プロがいる、という事実も、私は少し前までは知りませんでした
人生、いつまでも勉強あるのみ・と反省したものです・・・
今回、先輩の第一声を聞いて、腰が抜けるほど驚きました
なんと豊かな声量!
何と腰の強い締まった謡の調べ!!
先輩はここ2年くらい体調を崩し、
本気で心配もした時期もあったのですが、
身体の調子がいいのが一発でわかりました
能楽堂で、生の声で勝負する
その訓練が、体にいいのだということが嫌というほどよく伝わってきました
が、
謡では、板の間に正座、が基本姿勢です
仕舞でも、正座をする場面は少なからずあります
一緒に見ていた友人が
正座がなければ私もやりたいのでけれど・・・
と10回くらい言っていました
先輩の余りの見事な発声と、体調の回復ぶりにかなり刺激されたようでした
帰りは連れの常茶屋タカノでお茶
ワッフルいまいち、がんばれ、タカノ!(笑)
夫への土産は
『豆大福、豆餅、どら焼き』の梅園セット(笑)
今回初めて買った栗どら、の大きさにびっくり!
(家に帰ってから、手に取ってみて初めて気づいたんです・・)
連れはお子さんがまだ学生さんで、
明日はおうちでクリスマスパーティーがあるとか
これから年末にかけてもうひと急がし、といったふうでした
それでも何とか今年も無事に終わりそう
また来年もよろしく、
といって別れました