扉日記

日々の扉や、開けてみたい数々の扉に思いを馳せつつ・・・♡

再出発


大字かな書道の教室でーーーーー
発表会も終わり
今までやってきた元永本の字体のポイントは一応
書いてみた ので
発表会も終わったこの機に合わせてつぎに行きましょうか
ということで
関戸本
 書いてみる ことになりました
まぁ、予想はできましたが・・・

その前に、より突っ込んだ大字の基礎練習をすることになりました
「やっぱりね、大きな作品を書くにはもう少し基礎が必要だと思うから」
とおっしゃる先生
『大きな作品』をどれだけ書かせたいのやら・・・(笑)

テキストになるのは先生の先生、大先生の字集で、
いろは・・・順に整理・網羅したもの
大先生はご存命中はご自分の本を出さなかったそうで
その理由は『どうも、自分は死なないと思っていたらしいの』とのこと
お弟子さんたちにしてみれば、よりどころがないということになるので
大先生の死後、お弟子さんたちが先生の書を片っ端から調べてピックアップし
○○先生基本かな帖 
という立派なかな図鑑とも思える一冊を誕生させたのでした

かなが今使われているひらがなの形になったのは明治時代になってのこと
それまでは発音の元になる漢字からのどんな形のかなを使ってもOKだったので
それこそ、たとえば『い』という発音のかな文字は星の数ほどもあることになり
楽しいけれどそれではちょっと不便な面もあるので
『い』はこの形一つに決めた、という経緯があります

イメージ 1
ここでは『い』の発音の かな文字 として
<以><伊><意><移>
の形が挙げられています
ほとんど漢字の草書ですよね、とは先生の弁

 
まずは大先生が書かれた『い』のウチの4文字を書きました
この日はいろいろ雑用もあったので時間が中途半端でお勉強はこれだけ
皆の集中が切れていると見た先生が
桜さくら~
の小品を書いてくださって
残った時間、それを書いて遊びました
哀しいかな、老男老女は集中が続かずすぐ飽きるんです・・・
そこを無理強いしないので、この教室は心地いいのかも
ある意味とんでもないことなんですが・・・